世界スーパーバンダム級4団体統一王者の井上尚弥選手に挑戦するTJ・ドヘニー選手。
ドヘニー選手は現WBO世界同級2位の選手であり、元IBF世界スーパーバンダム級王者だったほどの実力者です。
そんなドヘニー選手の過去の対戦成績や井上尚弥選手に勝つ可能性があるのかどうか、調査してみました!
ドヘニー選手の経歴
ドヘニーは今年38歳を迎えるボクサーです。
ボクサーにとって30代後半は決して若くはなく、キャリアの後半にあたります。
ただ、ドヘニー自身は自分の年齢について以下のコメントを残しています!
今回、私のキャリアの中でも最高のタイミングで最大のファイトが訪れたと思っている。37歳という年齢がとやかく言われるが、加齢が問題になるのは実際に衰えを見せ始めたときだけ。私がそうではないことは、2023年6月以降は3連続KO勝利という最近の戦いの中で証明されているのだろう。
引用元:Number Web
ドヘニー選手自身も今年に入ってから絶好調であり、今回の井上尚弥選手との対戦に自信を見せているようです!
ドヘニー選手の対戦成績
ドヘニー選手はWBA世界スーパーバンダム級王者との王座統一戦に敗れて以降、6戦して4敗と一気に調子を崩してしまう時期がありました。
しかし、2023年6月にWBOアジア太平洋スーパーバンダム級王者を獲得してからの直近3試合はいずれもTKO勝利を収めるなど、完全復活したと思われます!
日本リングでの対戦成績
実は、ドヘニー選手は日本リングでの対戦成績は4戦4勝と負けなしです!
本人も日本はやりづらい場所でないと豪語しています!
日本は敵対的な環境ではなく、私はいつでも温かく迎えられる。ファンは友好的であり、対戦相手となった日本人選手のファンですらも私には敬意を払ってくれているのを感じてきた。だからやりづらい場所ではないんだ。
引用元:Number Web
①岩佐亮佑選手との対戦
2018年8月16日に東京・後楽園ホールで行われたIBF世界スーパーバンダム級タイトルマッチで、当時のチャンピオンである岩佐選手に判定勝ちしています!
ドヘニー選手は"ザ・パワー"の異名を持っていたことから、好戦的な試合運びが予想されたが、実際はドヘニー選手の軽快なステップとカウンターによる攻撃でポイントを重ねる試合となりました。
②中嶋一輝選手との対戦
2023年6月29日に東京・後楽園ホールで行われたWBOアジア・パシフィック・スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦で同級王者の中嶋選手に4回2分32秒TKO勝ちしています!
中嶋選手は初防衛戦でしたが、ドヘニー選手の強いパンチと連打の前に敗北を喫してしまいました。
③ジャフェスリー・ラミド選手との対戦
2023年10月31日に東京・後楽園ホールで行われたフェニックスバトル105で、元全米アマ王者でWBOアジア・パシフィック・スーパーバンタム級9位のジャフェスリー・ラミド選手に1回2分28秒TKO勝ちしています!
両者ともサウスポーでの打ち合いになりましたが、ドヘニー選手の強烈なワンツーの前に沈みました。
ラミド選手は、井上尚弥選手の練習パートナーとしても知られていましたが、苦い敗戦となってしまいました。
④ブリル・バヨゴス選手との対戦
2023年5月6日に東京ドームで行われたボクシング・スーパーバンダム級8回戦で、フィリピンのブリル・バヨゴス選手に4回2分51秒TKO勝ちしています!
ドヘニー選手は今大会に、井上尚弥選手に挑むルイス・ネリ選手の不測時の代役として招待されていました。
そんな中、井上尚弥選手の前で見事TKO勝ちを収めています!
井上尚弥選手に勝つ可能性は?
実際にドヘニー選手がモンスター・井上尚弥選手に勝つ可能性はどれぐらいあるのでしょうか?
海外のブックメーカーでのオッズは井上選手の勝利に1.02倍、ドヘニー選手の勝利に15倍と圧倒的に井上選手勝利の予想となっています。
一般的な下馬評だけでみるとドヘニー選手は圧倒的に不利だということが分かりますね!
次に、ドヘニー選手と井上選手のフィジカル面での差をまとめてみました!
項目 | TJ・ドヘニー | 井上尚弥 |
---|---|---|
身長 | 166cm | 165cm |
リーチ | 173cm | 171cm |
スタイル | サウスポー | 右オーソドックス |
身長、リーチともにドヘニー選手の方がやや大きいことが分かります!
ただ、井上選手はスピード、パワー、テクニックのどれをとっても超一流なのでこの差はほとんどないに等しいと思います。
ただ、ドヘニー選手はプロデビュー後、一度もTKO負けをしておらず、かなりタフな選手であると考えられます。
また、日本人選手との対戦においても負け知らずで、直近の3試合はすべて日本のリングでTKO勝ちを決めています!
また、”ザ・パワー”の異名の通りかなりのハードパンチャーです!
井上選手は直近のネリ戦でも一度ダウンを奪われているので、ドヘニー選手のパンチを食らってしまうとどうなるかわからないですね!
まとめ
今回は、9月3日に井上尚弥選手とあたるドヘニー選手の戦績や勝つ可能性についてまとめてみました!
ドヘニー選手は30代後半とボクシングキャリアの後半に差し掛かっていることは間違いないのですが、一番怖いのは日本人選手に負けなしであり、直近3試合はすべて日本のリングでTKO勝ちしている事実です。
下馬評ではドヘニー選手は圧倒的に不利ですが、何が起こるかわかりません。
個人的には井上尚弥選手を応援していますが、一方的な試合展開ではなく白熱した試合を見てみたいと思っています!
そのためドヘニー選手の試合ぶりに期待が高まりますね!
お読みいただき、ありがとうございました。